再び南インド 聖者ボーガル ムルガンの聖地を訪ねて
2019年03月07日 UPDATE
Written by: 辻大介
平成がやがて終わろうとしていますが、感覚的には未来に行こうとするのではなく、過去に引き戻されようとする力が大きく働いているような気がします。
なぜなら、未来が予測し難く、また困難なものが感じられるからではないでしょうか。
戦争、大災害、大地震など今後は、今まで隠されていたものが一気に噴出してくるような気がします。さしあたり、戦争したい国とそうでない国に分かれ、それはあたかも平穏な空気感を持っているかどうかに尽きます。
未来に、希望を見出せない人たちは、やたらと過去を調べ、そこからお金になりそうなことを見つけ出します。それは、その殆どが善意ではなく、我欲のみの出発点です。
バーチャルな世界に逃げ込む人たちもまだまだ増えてくるような気もします。
未来が困難な時代は、個人の未来予想はさらに見にくいものになります。
人は未来を見なくなると快楽や目先の欲望に走ります。麻薬、ギャンブル、性欲などです。自暴自棄になることで、未来を見ないようにしますが、そのこと自体がさらに不安を広げます。
よしにしろ悪いにしろ、未来に起こることは全てが意味があるものだと思います。
最近の調香では、未来をテーマにしています。仕事から人間関係、身体の状態までも感覚を研ぎ澄ませば、未来につながるヒントが生まれてきます。
過去がそうであったように、未来も意味のある存在です。無いものを見ようとするのか、あるものを見ようとするのか、意識の違いが出てきます。
感覚は、過去にも未来にもつながっています。
香りで、見えなかった未来が見えることがあります。
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