今の時代の明るいものと暗いもの
2019年07月16日 UPDATE
Written by: 辻大介
精神的なものは暗くて、物質的なものは明るくイメージしている。
別の言い方をすると、得をすることは明るくて、損をしそうなものは、暗くイメージされている。
悩んだり、苦しんだりしている時に、得することを求めたりはしないのだが、それをやっているのが、我々日本人ではないだろうか。
新しいもの、新しい店とか、新しい家とかそういうところを知らないうちに追いかける人がいるが、それはそういう性癖だと言っても良い。
虫や動物は、本能が強くて、いつも食べ物を探しているけど、得をしようと行動しているわけではない。余分な蓄えなどは決してしない。
精神世界と物質世界は、このあたりが全く対象的で、軽くなろうとするのが、心の世界で、逆にたくさん富を増やしたいと思わせるのが、物質の世界だと思う。
もし、どうしても物質の世界に関心が強くなって、富を増やしたいと思うなら、他人為になることを仕事にすれば良いと思う。
他人を助けることで、富が増えても、心の負担は軽くすむと思う。逆に、富のために他者を傷つけることを当たり前に思えば、戦争を生みだして、死んでからも浮かばれない魂を増やすことになると思う。
暗いものの中は、精神的な宝がたくさん入っている。得なんかしなくても、少なくて満足して、気持ちが豊かになることを得るようになる。
僕の調香のイメージも、明るくはないと思う。だから、あまり広がらないし、広告すらできない。
けれども、精神的な世界はたくさんあると思う。それなら、分け与えるものがあるように感じています。
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