私達の仕事、調香と心や精神世界
2019年07月26日 UPDATE
Written by: 辻大介
香りは、単純にストレス発散に役に立つことはあっても心の暗い部分や闇のような世界には通用しないと思われがちです。
ただし、僕自身は沢山の心の闇や暗黒の精神世界と対峙してきました。精神や心の世界は、薬を飲めば解決出来るわけではないと思います。
社会性は、反対に暗闇を嫌い、明るく分かりやすいものを求めています。それだけに、それぞれの人の心の中に重いものが残り、一人で苦しむことになります。
誰でも、自分の暗い部分は隠しておきたいし、解放されたいとしながら完全には人前では明かそうとしないです。
香りによるカウンセリングは、まるで現実とは違う世界を演出します。嗅覚は、視覚や聴覚以上に脳を支配して、やがてはそれが脳全体に行き渡ります。
調香のカウンセリングには、技術と長年の経験が必要です。単にローズのあとにレモンなどとやっても、心は開いてはきません。
脳がリラックスすると、やっと自分の心の重さを告白することが出来ます。脳が先か心が先かわかりませんが、どちらかが緩むと問題解決に進みます。
それらの準備ができてから、はじめて香りを作ります。調香師により、作り香りは色々ありますが、目標はその方の気持ちが軽くなったり解放されるものです。
どれだけ、香りに力があってもその人の感覚が開かれていないと意味をなしません。
心の闇や精神の重さといっても、身体と深い結びつきを強めます。とくに脳はそれらに支配されてきます。
調香、調香カウンセリングを受けてみたい方は、HPよりご連絡ください。
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